JR奈良線高速化・複線化第二期事業の開業について
令和5年3月18日 JR奈良線高速化・複線化第二期事業が開業しました!
JR奈良線複線化促進化協議会会長(井手町長汐見明男)メッセージ
私たちが待ち望んでおりましたJR奈良線高速化・複線化第二期事業の開業の日を迎えることができましたことは、まことに感慨深いものであり、まずもって沿線住民の皆様方とともに喜びを分かち合いたいと存じます。
また、西日本旅客鉄道株式会社や京都府をはじめとする関係各位のこれまでのご尽力に対しまして深く謝意を表するものでございます。
このたびの第二期事業の開業によりまして、朝の通勤時間帯の列車の増発や所要時間の短縮、運行ダイヤの安定性の向上等により、沿線住民の通勤・通学など日常生活の利便性の向上はもとより、京都府南部地域の発展に大きく寄与するものと考えております。
今回の開業によりまして、奈良線全体の64%が複線化されたこととなりますが、JR奈良線複線化促進協議会といたしましては、引き続き西日本旅客鉄道株式会社や京都府と連携し、さらなるJR奈良線の利用促進や沿線のまちづくりに取り組みながら、残る区間を含めた全線複線化の1日も早い実現に向け、努力してまいりますので、御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年3月18日 JR奈良線複線化促進化協議会会長
井手町長 汐見 明男
JR奈良線複線化促進協議会とは
京都市、宇治市、城陽市、木津川市、奈良市、宇治田原町、井手町の5市2町により構成されます。昭和42年に前身となる「国鉄奈良線複線電化促進協議会」として設立され、電化開業が実現した後、昭和62年に「JR奈良線複線化促進協議会」名称を変更しました。
平成9年に会長に就任された井手町長のもと、各自治体が一丸となってJR奈良線の早期の全線複線化に向けた要望活動を行うとともに、JR奈良線の利用促進のためのイベントを企画・実施しています。
JR奈良線高速化・複線化第二期事業の効果
1.平日朝通勤時間帯の列車増発
(1)京都~宇治間で1往復増発
(2)京都~宇治間の列車2往復を城陽駅まで延長運転
2.所要時間の短縮
区間 | 第二期事業開業前 | 第二期事業開業後 |
---|---|---|
城陽⇒京都 | 最長28分 | 最長26分 |
玉水⇒京都 | 最長41分 | 最長38分 |
上狛⇒京都 | 最長48分 | 最長47分 |
(注)平日朝通勤時間帯
区間 | 第二期事業開業前 | 第二期事業開業後 |
---|---|---|
城陽⇒京都 | 最長47分 | 最長38分 |
玉水⇒京都 | 最長59分 | 最長50分 |
上狛⇒京都 | 最長66分 | 最長61分 |
(注)平日朝通勤時間帯
区間 | 第二期事業開業前 | 第二期事業開業後 |
---|---|---|
京都⇒木津 | 最長38分 | 最長37分 |
木津⇒京都 | 最長41分 | 最長36分 |
(注)全日
3.運転間隔の均等化
区間 | 第二期事業開業前 | 第二期事業開業後 |
---|---|---|
城陽⇒京都 | 16分~20分間隔 | 概ね12分間隔 |
区間 | 第二期事業開業前 | 第二期事業開業後 |
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城陽⇒京都 | 7~33分間隔 | 12~17分間隔 |
(注)いずれも平日朝通勤時間帯
4.運行ダイヤの安定性の向上
5.駅の構内改良等による利便性・安全性の向上
JR奈良線複線のあゆみ

【複線化イメージ図】
明治28年 |
奈良鉄道により京都~伏見駅間開業 |
---|---|
明治29年 |
玉水駅開業 京都~奈良駅間全通 |
明治38年 | 奈良鉄道が関西鉄道に事業譲渡 |
明治40年 | 関西鉄道国有化 |
昭和30年 | 山城多賀駅開業 |
昭和59年 | 京都~奈良駅間電化開業 |
平成12年 | 山城多賀駅橋上化 |
平成13年 |
JR奈良線高速化・複線化第一期事業開業(複線化率23.6%) |
平成25年 | JR奈良線高速化・複線化第二期事業着手 |
平成30年 | 玉水駅橋上化 |
令和5年 | JR奈良線高速化・複線化第二期事業開業(複線化率64.0%) |